富士紡(3104)の浅い分析

概要

ニッチナンバーワンを目指している

事業は研磨材、化学工業品、生活衣料、化成品の4領域

研磨材は、シリコンウエハーやスマホ等の表面を平坦化する際に使用。高精度が必要

化学工業品は、医薬品や農薬、機能化学品といった有機合成品の中間体を受託製造(多品種小ロット)

生活衣料は、繊維の開発から染色加工、自主アパレル(B.V.Dという男の下着メイン)の展開までやる。

うち、アパレルはユニクロでよくない?って感じ。アスリート向けが多いので伸縮性だとかが違うんだろうな。

最後、化成品は、プラスチックの成形と金型。

高精度が強みで、前者は医療機器や高級デジカメなど。後者は自動車の内外装(ドアやシート等々)や家電、IT機器など

業績

売上、EPSは前年比+予想。会社予想は保守的なのかコンセンサスの方が強い

化学セグメントは利益安定的。売上1割減ってるのに利益据え置きは為替かな。

研磨剤は受注次第で大口の住友商事のエレクトロニクス事業がこけると被害があるかも。ただし、住商のエレクトロニクス事業は資源と一緒くたになっていた

見てもよく分からない。

シリコンウエハー向けの受注は信越化学(3月決算)の売上予想を参考にすればいいかも。(四季報だと24年3月期も増収予想)

 

関連

minkabu.jp

化学はこれ!ってのがあるというよりはちょっとずつなので素人には何も分からない。三井化学が大口

ライバルは同じく研磨剤をやっているフジミインコーポレーテッド(5384)や紡績業なら日清紡(3105)や倉敷紡績(3106)あたり

openworkでいい評判を見ないのが懸念

還元

自社株買いは期待できない

利回りよし。配当性向は30~50%で無理はしていない

 

結論

信越化学やTSMCといった半導体大手の来期ガイダンスが悪くなければあり